top of page
執筆者の写真小鳥 原

芸備線、土砂崩れ不通 備後落合-道後山 運転中止や部分運休

6日午前6時40分ごろ、比婆郡西城町小鳥原、JR芸備線の備後落合-道後山間で土砂崩れがあったのを、近くの主婦岡田鈴江さん(45)が見つけ、庄原署を通じJRに通報した。同7時15分ごろ列車が通過するのを知っていた岡田さんの素早い対応で、列車は難を逃れた。

JRによると、崩れ落ちたのは高さ4メートル・幅4メートル・長さ15メートルの土砂、完全に線路を覆っていた。この影響で新見発備後落合行き普通列車1本が小奴可で運転を打ち切ったのをはじめ、小奴可-備後落合間などで10本が部分運休し、乗客はタクシーで代行輸送した。二次災害の恐れもあるため、がけの上部の土などを削り落として復旧作業を続けている。

原因についてJRでは、積もっていた雪が最近の陽気で解け、地盤が緩んだのではないかとみている。

岡田さんは「ザーと崩れる音がし、外に出てみると線路が埋まっていた。毎朝列車が通るので、それが気になって急いで通報した」と話している。

中国新聞2000年(平成12年)3月7日付

閲覧数:0回

最新記事

すべて表示

乗車券販売や広場管理 東城三セク事業計画決まる

元町議会議長の業務上横領事件が発覚した東城町の第三セクター「まちづくり東城株式会社」の本年度事業計画が21日の取締役会で、ようやく決まった。役員人事の見直しも決着し、新社長に若林弘孝取締役が遠藤晏史町長に代わって選ばれた。...

JR西日本岡山支社、来春のダイヤ改正で方針 芸備線本数削減・東城駅無人化

JR西日本岡山支社は、来年春のダイヤ改正で、芸備線の新見備後落合間の本数を一部削減し、東城駅は無人化する方針を示した。これに対し、沿線に当たる広島県の東城・西城町、岡山県の新見市・神郷町・哲西町の5市町幹部は15日に支社を訪れ、現状維持を要請する。...

20世紀スポット<5> スキー場の草分け道後山 滑る楽しさ教え70年

県内スキー場の草分け的存在と言えるのが比婆郡西城町の道後山(1,269メートル)だ。シーズン中約3万人が訪れたバブル時代に比べると、少なくなったが、多くのスキーヤーを育てたその地位は揺るぎない。 日本でゲレンデスキーを始めたのは大正末期から、と言われる。その早い段階で県内に...

bottom of page