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帝釈峡遊覧客の輸送戦線に異状 会社と協会が対立

  • 執筆者の写真: 小鳥 原
    小鳥 原
  • 2024年10月10日
  • 読了時間: 1分


比婆郡東城町所在の帝釈峡遊覧自動車会社に対抗した形で新たに設立をみた、帝釈峡遊覧観光協会は右近・太田・芸北・上下4会社共同バスが相互に連絡輸送による交通陣の一大強化をはかったもので、これは三神線鉄道全通後におけるバス利用価値が、従来より幾分削減されたによる結果とみられており、帝釈峡遊覧を唯一の目標に設立しておる遊覧自動車会社にとっては容易ならぬ打撃は免れず、今後の成行如何によっては会社経営の前途に楽観を許さない実情を招来するものと、首脳部は善後対策を協議しておるが、一部伝えられるところでは定期件をもたぬ東城自動車経営者は、この際一致団結して飽くまで遊覧協会に対抗して東城町発展のために大いに気勢を揚げるともいわれ、このところ自動車輸送戦線大いに異状ありと成行を注目されている

中国新聞1936年(昭和11年)11月16日付

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