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冬への準備OK 芸備線ラッセル車お目見え

  • 執筆者の写真: 小鳥 原
    小鳥 原
  • 2024年9月15日
  • 読了時間: 1分

降雪期が近づいたので3日岡鉄運転部では芸備線新見-落合間(51km)に今冬初のラッセル車を登場させ試運転を行った。ことしは旧型にかわって北陸線坂町支区から「キの100形式」を回送、降雪想定のもとに線路状態や建築限界の支障箇所の調査、従事員の操作訓練などを行った。ラッセル車には普通ロータリー式と広幅式の2種があり、広幅式は●●●によっていくぶん型が違う。「キの100型式」は重量38トン速力常時40キロ、まず軌条間にフランジャーをおろし、楔形のさきで雪をわけ進み、すぐ後ろにとりつけた鋼板の翼を角度30度にひろげて雪を線路外へ押分ける。岡鉄管内のラッセル車は1台であるが、この出動は線路間に30cm以上雪が降りつづく場合、各保線分区長らが相談、局の運転部へ要請する。新見-落合間の積雪は、道後山-小奴可間(標高620m)が最も多く40cm以上にも達することがある。

中国新聞1957年(昭和32年)12月4日付

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