top of page
執筆者の写真小鳥 原

乗降客に高原の香を 道後山駅長がスズランを贈る

芸備線道後山駅は県立公園道後山の表玄関。夏姿のハイカーが日ましにふえているのでこのほど、ことしも駅長と助役さんが、原産のスズランのハチ植えを抱えて岡鉄・広鉄両局をはじめ、山陽本線福塩線などの主だった駅の乗降客に、高原の香を味わっていただきたいと贈ってあるいた。

道後山は続く好天で、おくれていたスズランやレンゲ・ツツジが一斉に咲き始め、頂上付近のイワカガミ・アカモノ・シロモノなど高山植物も風に耐えてほころんでいる。12日のすずらん祭りには、ミヤマキリシマが前座野呂一帯を染めて咲くものと思われる。

中国新聞1960年(昭和35年)6月3日付

閲覧数:2回

最新記事

すべて表示

1949年道後山スキー場大盛況関連

ゲレンデの条件は絶好 備北道後山に集うスキーヤー群 広鉄の肝いりの初スキー列車は15日の夜明け4時10分雪の道後山に到着した。4両連結の車からは九州・山口方面からも参加した450余名のスキーヤーがぞろぞろ下車、待機中のバス4台が3回にわたって三坂部落まで送るという大混雑ぶり...

20世紀スポット<5> スキー場の草分け道後山 滑る楽しさ教え70年

県内スキー場の草分け的存在と言えるのが比婆郡西城町の道後山(1,269メートル)だ。シーズン中約3万人が訪れたバブル時代に比べると、少なくなったが、多くのスキーヤーを育てたその地位は揺るぎない。 日本でゲレンデスキーを始めたのは大正末期から、と言われる。その早い段階で県内に...

汽車にはねられる 幸い無キズ

26日午前8時40分ごろ、比婆郡東城町大字菅、農業○○さんは芸備線備後八幡駅手前の線路で、八幡発8時42分の上り列車(運転手高下忠吉さん)に○○さんが背負っていたマキが触れてはねられたが、○○さんはケガはなかった。このため列車は4分遅れて発車した。...

bottom of page